Sr.ルカの独り言あれこれ...:灰の水曜日(2021年2月17日)

*灰の水曜日


四旬節が始まりました。

典礼暦の頂点、私たちの信仰の中心、

主の受難・死・復活の神秘を記念する

聖なる三日間を準備する期間です。


*教皇フランシスコは、四旬節メッセージ(HP掲載)の中で

四旬節の私たちの歩みが

「すでに復活の光で余すところなく照らされている」ことを

強調しています。


復活徹夜祭には、洗礼の約束を更新し、聖霊の働きにより、新しい人間として新たに生まれます。四旬節の旅は、キリスト者の旅全体がそうであるように、復活の光にすでに余すところなく照らされています。復活の光は、キリストに従いたいと望む人の心と姿勢と選択を力づけるのです。


*Maria Campatelli氏(M. Rupnik神父の協力者)の四旬節についてのミニ講話を聞いて…


教会の伝統は、洗礼の命(新しい命)を回復するための時期として

四旬節を示しています。


キリストは死を「通過」して(それがまさに「過越:パスカ」の意味)、

新しい命、神の国に入りました。

私たちは、洗礼において、キリストと共に新しい命に入りました。

洗礼は、墓の闇を通して、

神がイエスを通して私たちに与えてくださった新しい命に入ることです。


それにもかかわらず、私たちは日々の生活を、

あたかもキリストが復活しなかったかのように生きている、と

Campatelli氏は指摘します。


この「忘却(dimenticanza)」「裏切り(tradimento)」が

「古い人間」、「古い命」を象徴しています。


ですから、典礼は、新しい命の「味(sapore)」を回復します。

「復活祭」は、まさに、

古い命の終わり、新しい命の始まり、

洗礼の命に戻ることです。


*昨年はルーマニアでした


去年の今頃はルーマニアでした。

友人の、東方教会の神父さま(Ionut神父)の招待で。

そして…、今年も今頃はルーマニアのはずでした。

(コロナ・パンデミックのため延期中)。


今日、Ionut神父さまからメッセージが届きました

「去年の灰の水曜日のミサは

修道院(monastery)の部屋で捧げましたね」

「あなたと共に、僕たちはすばらしい信仰の体験をしました」

「みんなで待っています、早く再開できるように祈っています」と。


…去年の「ルーマニア出張独り言」(A4で41枚!)の中の

灰の水曜日より。


カトリック教会の典礼は、灰の水曜日。

今日から四旬節。

東方正教会の典礼には、灰の水曜日は、ない。

今週は、四旬節の準備期間で、肉を食べない。

来週から四旬節が始まるそうだ。

P. Ionutが、今朝は、ラテン典礼で

(東方教会には灰の水曜日の典礼がないので)ミサを捧げる。


灰の水曜日がないのは、典礼が異なるからであって

東方正教会は、四旬節が始まる前の一週間、

準備期間として、特別の祈り、肉を食べない…などの習慣があります。

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