Sr.ルカの独り言:第三回「マリア論オンライン講座」の内容について
第三回「マリア論オンライン講座」の内容について
オンライン講座参加の皆さま、
資料配布が遅くなり、申し訳ありません。
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今回も「予定外」のテーマとなりました。
[前半]「典礼暦年」について
[後半]ラビ(ユダヤ教の師)Jonathan Sacks師に捧げる
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前半は、前回の続きはお休みして、
待降節が始まることから、
「典礼暦年」について、皆さんとともに考えてみたいと思います。
マリア論にとって、なぜ典礼暦年が大切なのか、その答えは、
皆さん一人一人が見出していってほしいと思います。
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後半は、先日急逝した、
わたしがひじょうに尊敬する
英国の著名なラビ、Jonathan Sacks師に捧げたいと思います。
大きなショック、悲しみとともに、
わたし自身がSacks師からいただいた宝を
皆さんと分かち合う責任を感じています。
Sacks師は、約六千年の伝統の歴史をもつ、
わたしたちの「長兄」ユダヤ教の伝統と、
ご自身の洞察をもって、
聖なる書(聖書:わたしたちの旧約聖書)を解説し、
現代のわたしたちが、どう生きるべきか、
その道を示してくださいます。
ナザレのマリアも、その子イエスも、イスラエル人であり、
ユダヤ教の伝統を学んで育ちました。
Sacks師の言葉を聞きながら、
わたしにとって、イエスやマリアの仕草、言葉、行い…が
より身近なもの、実際のものに感じられる、という体験を
何度もしました。
Sacks師の言葉を試訳したものを基にしてお話ししますが、
著作権の問題をクリアしていないので
試訳資料をお渡しすることは、今は控えます。ご理解ください。
講座の中のPPでは、試訳も紹介します。
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皆さんから、感想、質問をたくさんいただきました。
ありがとうございます。
スタッフと共に、すべて読ませていただいています。
質問に関しては、ふさわしい時に、ふさわしい方法で、
皆さんと共に考えていきたいと思っています。
(質問は、さらに考えるための機会であって、すぐに答えを得るためのものではない、と理解しています)。
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また、前回紹介したマリア論に関する文献の中で、
聖公会―ローマ・カトリック教会国際委員会 合同文書『マリア:キリストにおける恵みと希望』(2005)
が絶版となっていることを知りました。とても残念です。
このような目立たない、しかし地道な対話の実りとしての貴重な宝が
再発見されることを切に望んでいます。
講座の中でお会いできることを楽しみにしています。
祈りつつ
Sr.ルカ 岡立子
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