Sr.ルカの独り言:「共に歩む」
わたしにとって「マリア論オンライン講座」は、
「共に歩む」というイメージです。
教会共同体として、キリストの「からだ」として
教会の母マリアと共に、
共に「父の家」に向かって歩んでいるイメージ。
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毎回、興味をもって講座を視聴してくださる方、
祈りで支えてくださっている方、
感想・質問を分かち合ってくださる方、
他の人にも講座を紹介してくださる方々と「共に歩む」。
この世の雑踏のただ中で、
すべてのものを善に変えてくださる三位一体の神のみ摂理を信じて
「共に歩む」。
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わたしがいる本部修道院では、集会室にオンライン環境を整え、
シスターたちが共同で参加してくださっています。
同じ修道院の中で、わたしは自分の仕事部屋で話し、
シスターたちは集会室でそれを視聴。
その時間は、本部修道院は静まり返っています。
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○○教会の神父さまから、○○シスターから、○○さんから紹介されて
講座を知りました…と講座に登録してくださる方々がいます。
同じ教会、教区から多くの方が参加してくださっています。
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コロナ・パンデミック下で、教会での日々のミサや祈りにあずかれず、
信仰についての、インターネット配信の講話を探しているうちに、
「マリア論オンライン講座」を見つけました、登録します、
と言ってくださる方がいます。
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友人の聖公会の牧師さんが、神学生と一緒に参加してくださっています。
プロテスタント教会の友人たちも、参加してくださっています。
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そして特に、スタッフたちと「共に歩む」。
スタッフの方々の、ひじょうに「創造的な(クリエィティブな)」協力、率直な意見がなければ、この講座はモノトーンになってしまうでしょう。
みんな違うから、面白い。
講座が始まってからずっと、
毎週一回、夜、スタッフたちとGoogle Meetingをしています。
インターネットを通してですが、お互い顔を見て、
近況報告も交えて、講座についての打ち合わせ。
「あれをしてみよう」「これはどう?」…と、
時には「えっ?ちょっ、ちょっと待って…」という提案も出ます。
でも、スタッフたちはみな、「マリア論オンライン講座」が大好きで、
自分なりの方法で、講座をより善いものにしたいと望んでいます。
目的は一つ。だから、多少意見の相違はあっても「共に歩む」。
何といっても、Google Meetingで顔を合わせるのが、楽しくて、力をもらいます。
疲れていても、仕事がたまっていてフリーズしていても、
「だいじょうぶですよ~」「でも無理しないで~」と互いをねぎらう。
先月、わたしが出張続きで、講座の資料をなかなか準備できなかったとき、
今日こそ、スタッフたちから「まだですか~?」と催促のメッセージが来るかも、と気が気ではありませんでした。
(資料の準備がまだできません、と連絡する心の余裕もありませんでした)
受講者の方々から、「次回の講座の資料、You Tubeアカウント、まだですか?」というメールが、ぼちぼち来始めていました。
でも、スタッフたちは、わたしが忙しいのを知っていたので、
一言も催促してきませんでした。どんなに助けられたでしょう。
最後の仕事が終わって、急ピッチで資料を準備。
昼間は仕事をしているスタッフたちは、夜、
資料を整え、ギリギリのタイミングでみなさんに配布してくださいました。
(再び、こんなことが起こらないよう気をつけます。みなさんにはご迷惑をおかけしました!)
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「マリア論オンライン講座」は、講座そのものが、
「共に歩む」時間、空間となっています。
三位一体の神の交わりから造られ、生まれたわたしたちの存在は、
本質的に「交わり」の存在です。
教皇フランシスコは、誰も一人では救われない、
わたしたちはみな、同じ一つの船に乗っている、
わたしたちは運命共同体、
唯一の神の大きな家族です、と繰り返します。
気の合う、好きな友達とだけ歩むのでもない。
主が、わたしの隣に、わたしの歩む道に置いてくださった人と
共に歩む。
わたしたちは「共におられる神」「生きておられる神」を信じて
歩んでいるのですから、
わたしたちの歩みはいつも「創造的」です。
今日も、聖霊に息吹かれて、共に歩んでいきましょう!
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ついでに(?)共に歩むメンバーで、
修道院で、三匹ヤギが生まれました。
祈りつつ
Sr.ルカ 岡立子
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