Sr.ルカの独り言:(2021年1月24日)オンライン講座の最新情報
「概要」を更新しました
「マリア論オンライン講座」第一回から四回までの
講座「概要」を更新してHPに掲載しています。
出来るだけ正確に、講座の中で取り上げた文書、講話
(公会議、教皇、教会の教父、伝統…)を記載したつもりです。
これは私自身の頭の整理でもあります。
他にもいろいろな文章を書いたり、講話をしたりするので
オンライン講座で何を話したかをちゃんと把握しておくために。
そしてもちろん、講話を聞いて(見て?)くださっている方々のため。
このテーマについて、この文書について
もう一度、考えてみたい、と思った時
ピンポイントでテーマを見つけることが出来るように。
さらには…これは私の希望ですが…
次世代の人たち、遠い将来に(まだ動画が存在していたら)
見るだろう人たちのために。
***
ユダヤ教は「教育」の重要性を理解し、
ひじょうに大切にしています。
第四回講座の後半でも見たように
申命記の中で、偉大な指導者モーセは
死の間近、「約束の地」を前にして
「偉大な教育者」として現れます。
自分は入ることが出来ない「約束の地」を前にして
モーセは遥か遠くを見つめています。
これから生まれてくる子孫たちのことまで。
モーセは、神が与えてくださった「自由」
―「エジプト脱出」という偉大な出来事―は、
自動的に子孫に受け継がれていくものではないことを
知っています。
「自由」は神の賜物として与えられました。
でもそれを保ち、生き続けるのは
私たち一人ひとりであり、
それは簡単なことではありません。
私たちはひじょうにしばしば、
私たちを「奴隷」にしようとする悪魔のささやき、誘惑に
そそのかされるに任せてしまうからです。
「金の雄牛」のエピソードが象徴的に示しているように。
***
モーセは、神の民一人ひとりが
賜物である「自由」を生きるために戦わなければならないことを
知っています。
一人ひとりの心が変わらなければ、
世界は変わらないことを知っています。
モーセは遺言として、偉大な説教をするのではなく、
民に向かって、神がなさった偉大なわざを
「心に刻み付け」「忘れないように」「思い起こすように」
それだけを繰り返します。
幾つかの動画を「一般公開」にしました
「オンライン講座」を始めたときに、
これは私の「遺言」でもある、と言いました。
人生の先輩から、信仰の先人から、恩師たちからいただいた
溢れるほど豊かな宝を
今度は私が「返していく」番だ、と思ったからです。
「遺言」に関連して、
第四回の前半部分のように
「一般向けのメッセージ」(マリア論に限らないもの)は
講座後、一般公開することにしました。
講座の幾つかの動画を「一般公開」にするというのは、
講座の「宣伝」というより
(教皇フランシスコは
福音宣教は「引き付ける」ことで人々を集めるのであって
コマーシャルのように宣伝することではない、と繰り返します)
この講座の最終目的、
父である神の家に帰る「信仰の歩み」の助けとなるよう
望んでいるからです。
ご理解いただければ幸いです。
講座参加の皆さまも、ぜひ出来るところで、
周りの人たちと、信仰の歩みを分かち合っていってください。
主日の独り言でした。
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