四旬節の「教会の祈り」：賛歌

黙想の助けに…

四旬節の「教会の祈り」：賛歌［イタリア語聖務より試訳］

読書課　

過越（復活）の喜びに向かって、

主の足跡を辿り

聖なる四旬節の

簡素な（禁欲的な）道を歩もう

律法と預言者たちは

40日間の神秘を告げた、

イエスは荒野で

この恵みの時を聖別した

食卓はつつましく質素に

舌と心は控えめに、

兄弟たち、今は、

霊の声に耳を傾ける時

信仰を強くし

敵のわな（誘惑）に警戒しよう、

忠実な僕たちには

栄光の冠が約束されている

全能の父、

あがない主である御子イエス、

愛である聖霊はたたえられますように、

代々にいたるまで。アーメン

朝課

聖なる集会で、

また魂の秘密の中で、

ひれ伏して、

神の慈しみを願おう

善き父よ、

裁きの怒りから私たちを解放してください、

あなたの子たちから

あなたの栄光のしるしを取り除かないでください

あなたの霊の息で

私たちを形造ったことを思い起こしてください、

私たちはあなたにぶどう畑、あなたの民、

あなたのみ手のわざです。

私たちの過ちを赦し、

私たちの傷を癒してください

あなたの恵みで、

私たちを、過越（復活）の勝利に

導いてください

いと高き父、

御子と聖霊はたたえられますように、

初めのように、今も、代々に。

アーメン。

晩課

慈しみ深い神よ、

この聖なる時、

あなたの民が注ぐ

祈りと涙を受け入れてください

あなたは、

私たちの心の秘密を極め、知っておられます

痛悔する者たちに

赦しの恵みを授けてください

私たちの罪は大きい、

けれどあなたの愛はもっと大きい、

あなたの名の栄光で、

私たちの負い目を消し去ってください

私たちの歩みの上に

あなたのともし火を輝かせてください

あなたのみ手が私たちを

過越（復活）の目的地（ゴール）に

導いてくださいますように

いと高き父よ、耳を傾けてください

あなたは、御子キリストと聖霊と共に、

代々に支配しておられます。アーメン

［付録］読書課の詩編のアンティフォナ［試訳］

四旬節第一主日

1．命の木が現れた、主の十字架のうちに

2．神の、ご自分のキリスト（油注がれた者）への言葉

　私はあなたを、すべての国民の王に制定した

3．主よ、あなたは私の守り、私の栄光

四旬節第二主日

1．私の神、主よ、あなたを光で包むマントのように、

　あなたは威厳と輝きをまとっている

2．あなたは、地からパンを、

　人間の心を喜ばすぶどう酒を生じさせる

3．神はご自分がお造りになったものをご覧になった

　それはひじょうに善かった

四旬節第三主日

1．主よ、私は日々、あなたをたたえ、賛美する

2．主よ、あなたの国は、永遠の国

3．忠実さは、主のすべての言葉の中に、

　愛は、主のすべての業の中に