Sr.ルカの独り言:次回オンライン講座の原稿を書いています
今、「多産の季節」です。
恩師ペレッラ神父がよく言っていました。
一つの論文を書くのは「産みの苦しみ」で、
書き上げると「一人の子どもを産んだみたいだ」と。
待降節・降誕節という特別な季節に、
わたしは原稿を書くことにおいて「多産」状態です。
(「Sr.ルカの独り言」が最近やけに多いと
お気づきになった方もおられるかも…)
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次回オンライン講座の原稿を、ここ数日書いているのですが、
マリアの「無原罪の宿り」についての「独り言」から始まる
一連の話が、何と今、A4で24枚に達しました…
いつものように
ぎっしり書いているわけではないのですが、
これだけで「講話」の前半・後半
すべて使ってしまうかも…
教義的な面よりも黙想として、
答えを出すというより、
共にゆっくり考えてみましょう、という
スタンスで書いているので、
重たい内容にはなっていないと思いますが…
マリアの「無原罪の宿り」の神秘については
気力だけでなく、勇気とともに謙虚さがなければ書けないので
今、この「多産の季節」にふさわしいかもしれません。
また、教会が「無原罪の聖マリア」の祭日を
待降節に祝うことの意味を
わたし自身、繰り返し黙想することは
大切だと思っています。
主の降誕を準備しているこの季節。
主の母マリアのすべての神秘は、
マリアの胎の中で、わたしたちと同じ肉を取り、
人となった神の御子の「受肉」「過越」の神秘に、
さらには、その神秘の実りである
教会の神秘、わたしたちの神秘に深く関わっているのですから。
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神が人となる、人間の理解をはるかに超える神秘を、
母マリアほど深く思い巡らした方はいないでしょう。
すべては理解できなくても
「お告げ」のときの「はい(fiat)」を
生涯のすべての日々中で貫いた母マリアは、
自分で気づかないうちに、
いつくしみ深い父である神の、
すべての人の救いの計画の実現の、
最初の証し人となっていきます。
祈りつつ
Sr.ルカ 岡立子
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