ホロコーストの犠牲者を想起する国際デー:教皇、記憶の大切さ強調
[バチカン放送日本語版HPより転載]
教皇フランシスコは、1月27日の一般謁見で、ホロコーストの犠牲者を思い起こされた。
(写真:アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所の聖コルベ神父の牢で祈る教皇フランシスコ 2016年7月 )
ナチス・ドイツのアウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所の解放から76年が経った。 「ホロコーストの犠牲者を想起する国際デー」である1月27日(水)、教皇フランシスコは一般謁見の席で、ショアの犠牲者とナチス独裁下に迫害され強制連行されたすべての人々を追悼された。
「記憶にとどめることは、文明のしるしです。記憶することは、平和と兄弟愛のより良い未来のための条件です」と教皇は話した。
また、「思い起こすことは、このようなことが二度と起きないように、気をつけることでもあります」と述べた教皇は、一つの民族の救済というイデオロギー的意図から始まることが、最後にはある民族や人類を滅ぼしてしまう、と警告された。
教皇は、死の道、大量虐殺と残忍性の道が、どのように始まったのか、それに注意すべきと、人々に呼びかけられた。
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