バチカン:9月8日~11日。マリア論国際会議、初めてオンラインで開催される。 (2021年9月7日付:バチカン・ニュース、イタリア語) (試訳)

https://www.vaticannews.va/it/vns/2021/09/07/csr-6002-2021.html?fbclid=IwAR1GVVQXp0zQM6vqHgiH8tPh4NAhD8oGFVlbBjFjsKRmODojrkM7boXWDXs


教皇庁立国際マリアン・アカデミー(Pontificia Academia Mariana Internationalis:PAMI)主催、国際マリア論会議が、初めてビデオ会議で開催される。


今年で25回目を迎えるこの会議は、「さまざまな神学分、さまざまな文化におけるマリア。モデル(範型)、コミュニケーション(伝達)、展望」(Mary between theologies and cultures today. Models, communications, perspectives)をテーマに掲げている。


司会は、教皇庁文化評議会議長のジャンフランコ・ラバージ(Gianfranco Ravasi)枢機卿が務める。世界各国のマリア学会を代表する約300名の参加者が見込まれ、五大陸から参加する研究者たちと共に、全体会議(Plenary session)と七つの言語別グループ(Language session)で討論を行う。


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PAMI長官ステファノ・チェッキン(Stefano Cecchin)神父は、「信仰と文化の間で私たちが直面している対話の観点からも、マリアについての神学の道を考える重要な機会」と説明している。


チェッキン神父は続ける。この会議の第一の目的は「次の問いかけに答えることです:なぜ、イエスの母であるナザレのマリアが、卓越した母の人類学的パラダイム(範疇)となったのか、また、過去二千年間で最も力のあるポピュラーな(民衆的)な文化的シンボル、『世界で最も力のある女性』(“the most powerful woman in the world”:『ナショナル・ジオグラフィック』2015年)、多くの民族の人生を彩り、『キリスト教の考え方にとって本質的である』方(聖ヨハネ・パウロ二世)となったのか、さらに今日、まさに『共通の家』の象徴として、また新しい学際的な人類学のモデルとして提案されているのか」。


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具体的には、フランス語、英語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語、スラブ語、アジアの文化におけるマリアの姿についての考察、「諸神学と諸文化の間のマリア論」にささげられた分析、25年間の国際マリア会議のレビューなどが含まれている。開会式では、教皇フランシスコからのメッセージが読み上げられる予定。


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